■ ID | 262 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | ポリ塩化ジベンゾパラジオキシンの光分解経路の予測 |
■ 著者 | 大塚宜寿
Nobutoshi Ohtsuka
埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本コンピュータ化学会2003春季年会、平成15年5月20日 |
■ 抄録・要旨 | 有毒なダイオキシン類の処理法のひとつに、毒性の低い化合物へ光分解させる方法がある。ダイオキシン類のポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDD)には、75もの化合物が存在する。しかし、光分解性に関して報告されている化合物は少ない。そこで、すべてのPCDDの光分解反応速度定数を推算し、光分解経路を予測した。
八塩化ジベンゾパラジオキシンのヘキサン溶液に紫外線を照射した後、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDD)を定量した。これを基にすべてのPCDDの光分解反応経路の反応速度定数を密度汎関数法と半経験的分子軌道法で得たパラメータから推算した。得られた速度定数と報告されている光分解性の大小に矛盾はなかった。また、得られた速度定数を用いることにより、ばいじん試料抽出物のヘキサン溶液への光照射によるPCDDの濃度変化を良好に再現することができた。 |
■ キーワード | ダイオキシン 光分解,分子軌道 |
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